今年も南区支部だよりの季節がやってきました。犬のこと、畑のことなど毎年、自分の暇つぶしの話題を書いてきましたが、そろそろネタもなくなってきました。写真もあったほうがいいし。高校の先輩の編集長のお顔がちらついて、何とか絞り出しました、「ふるさと納税」。既になされている先生も少なからずいらっしゃると思われますが、自分も昨年から始めてみましたので感想をお知らせさせていただきます。
ご存じのとおりふるさと納税は、収入に応じた限度額内なら2,000円分を居住地の自治体に残して、残りはすべてほかの自治体に寄付できる制度です。年明けに前年分の確定申告をすれば寄付した額は全額、所得税・住民税の控除の対象となり、居住自治体から還付されます。寄付した自治体からは寄付額の約3割相当の返戻品を受け取れるので、その分得したことになります。始まって10年近くたつらしいのですが、当初は返戻品も高額、家電や家具など必ずしも地域特産品とは言えないものもあり、最近は調整されて現状に至っているようです。詳細は「ふるさとチョイス」や「さとふる」のサイトをご覧ください。
写真は最近届いた返戻品です。万年ブービーメーカー脱出の御まじないに「キャリーバック」、純粋に故郷の町を応援したくて「ゆめぴりか」、体に悪いと知りながら誘惑に負けて「乾物セット」。名目上は福岡県行橋市と、上川郡東川町、根室市を応援したことになります。ところで行橋市ってどこ??(汗汗)上記サイトを見ると本当に多種多様な返戻品に驚きます。下着もあるし旅行・宿泊券もある、ないものを探すのが大変なくらい。単調な日常診療の合間には息抜きになりそうですし、夫婦の会話が弾むかもしれません。
ふるさと納税の利点、欠点は寄付する側、される側でいろいろあるようです。被災地への復旧・復興の応援、地域産業の活性化、地方と都市間での税収格差の是正などは利点でしょう。地域によって特典とされる人気特産品の有無に差があること、自分が受益する自治体の税収が減少することなどは欠点でしょう。すじを通せばいろいろ議論のある納税制度のようですが、1億円を全国にばらまいたふるさと創生事業や使い道のないマイナンバー制度に比べればずっとまし、少なくとも小心で従順な納税者に損はないようです。次は、どこの何にしようかな? もし始められていない先生がいらっしゃいましたら、今年から不純な動機?には蓋をしてささやかな息抜き、ご一緒にいかがですか?