今年も宿根アマが咲きました。毎朝、2〜3時間だけ咲いてはしぼむ空色の花は可憐、札幌の春の風はか細い茎には強すぎます。
写真は枯れた親株から2、3m離れたところに飛ばされた種で分家した二年生です。気に入ったので元株のところに今年、新しいのをまた植え替えました。でも、寿命は数年と短いそう、美人薄命。
アマといえば亜麻、私の年代ならワイルドワンズの♪亜麻色の髪の乙女♪ですよね。
ドビッシーにも同じ題名の曲がありますが、亜麻色ってどんな色?と調べてみると、黄色がかった淡い褐色、金髪色の代名詞だそうです。
麻の字源は建物の中の茎からできているらしく、本来国産ではなかった亜麻も、麻と同じように茎から線維が取れるので亜麻となったよし。その亜麻由来の線維がベージュ色、その繊維は柔らかく肌触り極上。ラテン語の亜麻linumからとれた線維がフランス語でliniere(発音は知りません)、でも、だからリネン室で、ランジェリーで?・・・と、つい妄想。
大麻は亜麻と区別するために名前を変えた麻のことのようですが、すがた形は全く違うし、今のところ日本でこれを庭に植えるとやばいです。
でも、アメリカでは一部の州では医療大麻と称してマリファナ販売解禁、購入には証明書が必要なようですが実際はaddiction、商業主義も大したものです。それに比べたらMDMAなんて、始まりはいつも雨、でもひとり咲く。
夜明けだアサだと騒ぎたてずに、その花を開ければいい、hang in thereだよ。