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笛太鼓が鳴り響く春祭りの真っ只中、
新緑の梢に垣間見える赤い屋根の建物は
子供達に開放されごった返していました。
五月の東北は春爛漫、
十和田市立新渡戸記念館は人工河川稲生川のほとり、
十和田市の開拓者、新渡戸一族三代を祭る神社の境内にありました。
我が母の緊急入院のため旭川へ車を走らせて始まった去年とはうって変わって
今年の五月の連休は、親不孝と思いながらも十和田、花巻に逃げ出したのです。
列車を乗り継ぎ市内観光バスをはしごして
新渡戸稲造、宮沢賢治、高村光太郎
それぞれの記念館、ゆかりの地を訪ねる
一泊二日のささやかな旅です。
ささやかだけれどひそかに楽しみにしていた旅、
だから妻も子供も誘わない。

(と、強がりを言っては見たものの、
誘ってもどなたにも同行して頂けないのが実情。トホホ・・・)
無類の子供好き、
平和・博愛主義者、にも関わらず
軍国主義の荒波に翻弄され
意に沿わない晩節のシレンに耐え、
異郷の地に果てた新渡戸稲造は
良いところに記念されたもの、

心の底から喜んでいるに違いないと思いました。
十和田市と「新渡戸稲造」を奪い合い、
いまひとつの新渡戸記念館を建てた温泉郷・花巻は
ご存知の通り宮沢賢治のふるさとです。
センセーを辞め、
一農民として生きたという羅須地人館跡地が残されていました。
森羅万象に魂を見いだした独自の宇宙観のネッコは、
実は信仰していた法華経の影響だったのでしょうか? 
ご愛用の顕微鏡とチェロをまえにし、
自筆の水彩画「日輪と山」を見て
この方の多才ぶりが伺われました。
大戦の空襲でアトリエを失った高村光太郎は
東京を離れ、面識のあった宮澤賢治の実家に身を寄せたそうです。
最愛の人をなくし
傷心のうちにひきつづく七年間を
ひとり過ごした花巻の山里のあばら家は、
今にも崩れ落ちそうで二重の覆屋に守られていました。
静かな自然や、
地元の農民、小学生との心の交流が、
どうやら間口二間、奥行き一間、
侘しい山小屋の自炊生活をなぐさめ、
詩、彫刻、書に没頭させた模様です。
「幸せはつつましく、ささやかに生きてゆくなかにある」、
宮沢賢治も高村光太郎もそんな生活を実践したようですし、
名誉、努力、義務を重んじた新渡戸稲造も、
実は何より弱い子供や女性を慈しんだそうです。
殺せ殺せ我が身を殺せ、
殺し果ててにもなきとき、
いのち始まる。


このたびのキョークン、
私もあやかって
我が家では、わが身を殺しつつましく、
ささやかに生きて行くことに致しましょう。
(H15年7月 南区支部だより)
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