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「症状から」
「病名から」
「検査から」
「治療から」
7.
手足のしびれ
8.
手のふるえ・振戦(しんせん)
4.
高齢者の睡眠障害
5.
間歇性跛行(かんけつせいはこう)
6.
不妊と高プロラクチン血症
1.
一過性全健忘
2.
片側顔面けいれん
3.
高齢者のてんかん発作
7. 手足のしびれ
質問:
56才、男性、タクシーの運転手です。半年ほど前から運転していてもお尻の感覚が鈍くなりました。
尿に回数が多くパンツを汚すこともあります。
前立腺の病気かと思い泌尿器科にかかりましたが、どこも異常なしといわれ特別治療はありませんでした。
答え:
体のしびれは、自覚症状のみなのでよく診察しないと見逃されます。
しかししびれの裏にはさまざまな病気が隠れており注意が必要です。
しびれは、図に示したようにしびれる部位により、その原因となっている病気のおよその部位の見当がつきます。
あなたの場合、
「Fig.7」
に似ているので、一番下の脊髄である仙髄の異常が疑われます。仙髄はお尻の触った感覚や排尿、排便の調節をつかさどっています。
この仙髄が腰椎椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍などで障害されている可能性があります。
しびれの専門は神経内科です。詳細な診察と専門的な検査により、しびれの大体の原因を推定してもらえます。
必要に応じてさらに整形外科、脳神経外科、内科、皮膚科などの専門科を紹介してもらうとよいでしょう。
Fig.1
Fig.2
Fig.3
Fig.4
Fig.5
顔面を含めて左右のいずれか半身がしびれるときは脳梗塞など大脳の病気をを疑います
片方の顔面と反対の体がしびれるときは脳幹の病気を疑います
片方の腕から手がしびれるとき頸椎の病気を疑います
片方の太腿から足がしびれるときは腰椎の病気を疑います
首から下が全身しびれるときは頸髄の病気を疑います
Fig.6
Fig.7
Fig.8
Fig.9
Fig.10
胸から下の下半身がしびれるときは胸髄の病気を疑います
お尻や陰部のみがしびれるときは仙髄の病気を疑います
片方ときに両方の手がしびれるときは手根管症候群を疑います
片方の額や胴、足のいずれかがしびれるときは帯状疱疹を疑います
両方の手足の末梢だけがしびれるときは糖尿病などによる多発性末梢神経炎を疑います
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